【読者投稿】行政審査はザル。世論を盛り上げて正していくほかない

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 今回は、「清水建設の欺瞞(4)穴だらけの安全確認制度 はりぼての内側を暴く」についての読者のご意見を紹介する。

 築40年超の千葉県のマンションに在住している者です。 ダムの水門業界にいて、設計、調達、品証、発送、据付に従事し、今は退職しています。うちのマンションは、清水建設施工マンションで、先日、竣工図書の設計図面集を少し見ましたが、意匠設計は、問題ないように見えました。

 お話しの構造設計の問題、立会い検査のずさんさは、異議申し立てする側の官公庁に構造設計や検査内容、など基本的なことがわかる人がいない為に起きている事象と思います。大手企業がやっていることは、正しいと思いがちで、ましてや接待などを受けているならば、なおさらです。接待がなくても、お中元やお歳暮など、役所自体や検査員の上役などにわたっていれば手心が加わり、書類がかたちさえ良ければ、通ってしまうのが、普通です。建築の竣工図書(完成図書)は電子納品で、滅多やたらに見ることは、一般人は設備的に不可能に近いので、通ってしまえば、終わりです。

 1級建築士は五万といますが、その会社に入って揉まれないと中身のことはわからないのが普通で、役所の人は中身が分からず、形式にこだわるしかしようがないということでしょう。役人は、どう転んでも大企業に弱いです。締め上げるなら、施工会社の不正を最近の大規模修繕工事談合のように、施工会社を世論で正すしかないのでは、ないでしょうか。

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