TOTO、26年3月期決算 増収増益、半導体向けセラミック好調

 TOTO(株)(本社:北九州市小倉北区、田村信也社長)は4月30日、2026年3月期連結決算を発表した。それによると、売上高は7,374億4,100万円(前期比1.8%増)、営業利益は537億5,900万円(同10.9%増)、経常利益は606億8,900万円(同20.5%増)、当期純利益は402億5,700万円(同230.8%増)となった。

 決算要因としては、まず、新領域事業のセラミック事業が好調で、売上高674億1,400万円(前期比34.0%増)、営業利益289億4,300万円(同41.7%増)となった。世界的なAI需要拡大を背景に、半導体製造装置向けセラミック製品、とくに静電チャックなどの需要が拡大し、全社業績を牽引した。

 一方、主力のグローバル住設事業は、売上高6,697億4,200万円(前期比0.6%減)、営業利益279億2,100万円(同9.7%減)だった。国内住宅設備市場の需要停滞や各種コスト上昇、とくに中国大陸市場の不振が重しとなった。その中国大陸事業は、売上高538億6,300万円(同19.5%減)、営業損失69億3,400万円となり、前年の営業損失35億5,400万円から赤字幅が拡大した。そのほかの地域では、米州事業が売上高756億2,300万円(前期比7.3%増)、アジア・オセアニア事業が同549億1,400万円(同9.3%増)、欧州事業が同56億7,700万円(同16.3%増)と伸長した。米国ではジョージア州モロー市の新工場棟で衛生陶器の生産を開始し、供給体制を強化した。

 27年3月期の業績予想は、売上高7,850億円(前期比6.4%増)、営業利益600億円(同11.6%増)、経常利益585億円(同3.6%減)、当期純利益460億円(同14.3%増)を見込む。

【寺村朋輝】

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