日本人の人口、1億2,065万人で24年に90万人減少、減少数は過去最大

 総務省が6日に発表した住民基本台帳に基づく今年1月1日時点の人口統計によると、日本人は1億2,065万3,227人(前年比0.75%減)で、16年連続の減少となった。昨年1年間に生まれた日本人は68万7,689人と1979年の調査開始以降で最少となったのに対し、死者数は159万9,850人と最多。後者から前者を引いた自然減数は91万2,161人で同じく過去最大となった。減少率・数ともに過去最大を更新した。

 一方、外国人は367万7,463人(同10.65%増)で、外国人の集計を始めた13年以降で最多を更新した。外国人をあわせた総人口は1億2,433万690人(同0.44%減)となった。

 都道府県別では、昨年1年間に人口が増えたのは東京都と千葉県でほかの45道府県は減少となった。

 九州各県および福岡市・北九州市の今年1月1日時点の総人口および昨年1年間の増減率は以下の通り。福岡市は市全体および7区すべてで増加しており、博多区と東区、中央区はそれぞれ1%以上増加した。

福岡県 508万6,957人(同0.17%減)
佐賀県  79万4,252人(同0.85%減)
長崎県 127万4,371人(同1.21%減)
熊本県 171万6,360人(同0.68%減) 
大分県 110万2,102人(同0.96%減) 
宮崎県 104万8,347人(同0.98%減) 
鹿児島県155万8,920人(同1.11%減) 
沖縄県 148万4,081人(同0.11%減)
北九州市91万3,577人(同0.83%減)
福岡市 160万8,140人(同0.89%増)

【茅野雅弘】

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