任期満了にともなう福岡県大野城市長選挙が8月31日告示され、いずれも無所属の新人3人が立候補した。届け出順に、元衆議院議員の新人・堤かなめ氏、自民・公明両党が推薦する元教育長の新人・伊藤啓二氏、元会社員の新人・宮本祐樹氏の3人。5期20年務めた現職の井本宗司市長は今期限りで退任する。
大野城市は人口約10万4,000人(25年8月1日時点)。福岡空港への近接性、九州自動車道やJR、西鉄、市内を循環するコミュニティバスなど公共交通機関のアクセスが良好で、福岡市のベッドタウンとして利便性が高い自治体である。
一方、副市長ら市幹部によるハラスメントが問題になるなど、行政内部のひずみも指摘されているほか、地元住民からは業者がつくるデリバリー弁当、弁当の持参、パンの購入の「選択制」となっている学校給食について、全員を対象とした完全給食の実施を求める声も上がっている。市長選ではこうした課題や5期におよんだ井本市政の評価が争点になる見通し。
期日前投票は本日(9月1日)から始まり、市役所のほか、4カ所のコミュニティセンター、イオン乙金ショッピングセンターの6カ所で午後8時まで行える。投票は7日に行われ、即日開票される。
【近藤将勝】
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