茂木敏充前幹事長、自民党総裁選に立候補の意向

茂木氏と岸田前首相(同氏SNSより)
茂木氏と岸田前首相(同氏SNSより)

    自民党の茂木敏充前幹事長は8日午前、石破茂首相(党総裁)の退陣表明を受けて実施される党総裁選に立候補する意向を明らかにした。

 総裁選への立候補に意欲を示す候補者としては、小泉進次郎氏や高市早苗氏など複数の名前が挙がっているが、正式に出馬の意向を示したのは、茂木氏が初めて。地元の栃木県連による出馬要請の動きや、旧茂木派(平成研究会)の若手・中堅議員からも茂木氏への期待の声が上がっていた。立候補に必要な推薦人20人はすでに確保しているという。近く会見を開いて正式に表明する。

 これに先立ち5日、茂木氏は麻生太郎最高顧問と会食を行っている。両氏は関係が良好で、岸田前政権ではともに主流派・党幹部として岸田文雄首相を支えた。茂木氏の表明により、自民党内の動きは総裁選に向けて一層加速するとみられる。

【近藤将勝】

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