【倒産】(株)ビッグヴァン(東京都大田区、旧所在地:横浜市) マンション分譲企画販売

破産手続き開始決定
負債総額91億5,000万円

 (株)ビッグヴァンは、10月1日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。7月28日に債権者より破産を申し立てられていたことによる。

 破産管財人は俣野紘平弁護士(西村あさひ法律事務所・外国法共同事業、東京都千代田区大手町1-1-2、電話03-6250-6200)。債権届出期限は11月5日まで。

 同社は1986年にマンション分譲業者として横浜市で設立。「QAS(クオス)」シリーズのブランドで、神奈川県内を中心に主に一次取得者層向けの3LDK~4LDKタイプの分譲マンションを企画・設計・販売まで一貫して手がけていた。小型物件から100戸を超える大型物件まで扱い、ピークの2006年3月期には年売上高約138億円を計上していた。

 しかし、リーマン・ショックと東日本大震災を経て業績が低迷し、19年3月期の売上高は約64億円程度にまで減少、約19億円を超える債務超過に陥った。同年12月頃に事業の継続を断念。所有不動産の売却など残務整理を進めながら、翌20年5月から住所を東京都大田区に移転した。

 負債総額は約91億5,000万円(19年3月期末時点)。

業種 マンション分譲
企業名称 (株)ビッグヴァン
所在地 東京都大田区池上7-31-2
設立 1986年1月
資本金 8,350万円

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