【倒産】中央建設(株)(東京都港区) 土木建築工事

民事再生法の適用を申請
負債総額33億8,000万円

 中央建設(株)は11月7日に東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請し、同日、監督命令を受けた。

 申請代理人は中村信雄弁護士(サン綜合法律事務所、東京都港区愛宕2-5-1、電話03-5408-7491)ほか3名。

 同社は1938年1月に創業、1965年3月に法人改組された。愛媛県の土木工事業者グループに属し、主に土木工事や浚渫工事を手がけてきたが、2011年に東京支店を開設。大手ゼネコンからマンションやオフィスビルなどの建設工事まで受注して業容を拡大し、17年6月期に売上高30億円超、19年6月期に売上高約56億円超、24年6月期には約72億円超まで売り上げを伸長していた。

 一方、外注業者の施工不良による検収の遅れから支払い負担が重なり、信用不安が拡大。25年2月にはAMGホールディングス(株)が同社の株式取得に向けて基本合意書を締結していたが、前提となる同社のガバナンス強化が予定時期までに困難として合意が解除される事態になっていた。

 負債総額は2024年6月期末で約33億8,000万円。


業 種:土木建築工事
所在地:東京都港区芝2-1-30
設 立:1965年3月
資本金:3,800万円

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