ビジネス・ワンHD、26年3月期中間決算は増収増益

 13日、ビジネス・ワンホールディングス(株)(福岡市中央区、尾崎朝樹代表)は2026年3月期の連結中間決算を発表した。それによると、売上高は85億6,300万円(前年同期比19.7%増)、営業利益は8億9,800万円(同35.5%増)、経常利益は8億300万円(同44.4%増)、四半期純利益は5億4,800万円(同38.3%増)となり、増収増益となった。

 決算要因としては、不動産、マンション管理、賃貸、家具・家電レンタル、ソフトウエア、ファイナンス、建設の各事業が総じて堅調に推移したことが背景にある。不動産事業は低採算在庫の先行売却を継続し、売上高50億6,100万円(前年同期比1.1%増)、セグメント利益48億円(同18.4%増)となった。マンション管理事業は管理棟数・管理戸数の増加により、売上高11億6,800万円(同18.8%増)、セグメント利益6,300万円(前年同期は99万円の損失)と黒字化した。

 賃貸事業は売上高6億9,600万円(同8.0%増)、セグメント利益2億6,200万円(同9.0%増)と順調に拡大した。家具・家電レンタル事業は売上高3億8,800万円(同10.9%増)ながら、繁忙期対応費用の負担でセグメント利益800万円(同25.6%減)となり増収減益だった。ソフトウエア事業は売上高1億1,900万円(同1.0%増)、利益3,000万円(同8.7%減)。ファイナンス事業は売上高2億500万円(同24.6%増)、利益9,900万円(同73.0%増)と大きく伸長した。建設事業は売上高11億1,300万円、利益2,900万円となり、連結貢献を高めた。

 通期(2026年3月期)の業績予想については、売上高170億円(前期比5.6%増)、営業利益16億円(同9.5%増)、経常利益13億円(同3.2%増)、当期純利益8億5,000万円(同2.6%増)で、増収増益を見込んでいる。

【寺村朋輝】

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