自民党・立党70年ビジョン公表を来年の党大会に延期

 自民党は15日で立党から70年を迎える。そこで党や日本の方向性を示す「新しい国家ビジョン」を策定するための会合を党本部で開催した。来年3月の党大会で新ビジョンは公表される予定。自民党の新たな国家ビジョンは、立党100周年に向けて党の方向性や日本の国家像を策定するもの。

 今年3月の党大会で森山裕幹事長(当時)が11月にビジョンを公表するスケジュールを示しており、15日に発表が予定されたが、総裁選などで議論が進まなかった。ビジョンの策定本部の座長には齋藤健衆議院議員、起草委員長は中曽根康隆衆議院議員が就任していた。高市早苗総裁の下で役員も刷新したうえで、有識者のヒアリングや党員からも意見を募るなどし、来年の党大会に合わせて発表される。

【近藤将勝】

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