博多高校と台湾・興華高級中學が姉妹校提携 九州・台湾未来研究所が橋渡し

左:王崇旭興華高級中学名誉理事長 右:八尋太郎博多学園理事長
左:王崇旭興華高級中学名誉理事長
右:八尋太郎博多学園理事長

 (学)博多学園・博多高等学校(福岡市東区)と台湾・嘉義市の私立興華高級中学(高校に相当)は4月27日、姉妹校提携に関する協力覚書(MOU)締結の調印式を行った。調印式には八尋太郎博多学園理事長、王崇旭興華高級中学名誉理事長、陳銘俊台北駐福岡経済文化弁事処処長、林志鴻台湾貿易投資センター福岡事務所長らが出席した。

 両校は2025年12月以降、オンライン交流を通じて生徒同士が日本語や英語で意見交換し、学校生活や文化について理解を深めてきた。MOU締結により、交流は一過性のものから、教職員交流や生徒交流、オンライン授業、進学支援などを含む継続的な協力関係へと発展することが見込まれる。

前列左から3人目が陳銘俊処長 後列左から1人目が隈本直樹代表理事
前列左から3人目が陳銘俊処長
後列左から1人目が隈本直樹代表理事

 王名誉理事長によると、博多高校との縁は25年4月に来福し、八尋理事長と面会したことに始まるという。博多高校側も9月に檜垣泰史校長らが台湾を訪問し、興華を視察。嘉義市教育関係者とも教育理念について意見を交わし、MOU締結に向けた合意に至った。興華は沖縄や和歌山の学校などとも交流を行っている。

 王名誉理事長に博多高校を紹介し、本提携の実現のきっかけをつくったのが、興華の顧問を務める隈本直樹(一社)九州・台湾未来研究所代表理事だ。隈本氏は両者を引き合わせた後も、継続的な対話を支えてきた。隈本氏は両校で今後、双方の生徒の相互交流を具体的に実現できるよう取り組むとしている。

 九州・台湾未来研究所は「日台関係を世代を越えて未来へつなぐ」ことを掲げ、日台の企業・大学関係者らの協力を得て、九州と台湾を結ぶ人的・教育的ネットワークの構築に取り組んでいる。今回の姉妹校提携の実現もその取り組みの成果の1つとなる。

【茅野雅弘】

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