人体の加齢と健康長寿、20歳から100歳までの身体機能マップ(9)総括と実践

 人は何歳から老い始めるのか。筋肉や骨は若年期にピークを迎える一方、語彙力や状況判断力は60代まで伸びるなど、身体機能の加齢曲線は一様ではない。本稿では、公的統計や学会ガイドライン、査読論文を基に、20歳から100歳までの変化を臓器別・年代別に整理。健康寿命を延ばすための実践策や、90歳以降に機能を維持するための要点を紹介する。
 ところで、医学情報の最大の落とし穴は、確立された事実と、有望だが未確定の仮説が同じ調子で語られることである。本レポートでは、すべての記述を以下の三段階で区別し、本文中に記号で示す。

表0

本レポートの要点と、明日からの行動

9-1 本レポートの11の要点

表1

9-2 年代別・今日から始めること

表2

最後に―このレポートの限界について
 本書は一般的な医学情報を整理したものであり、個別の診断・治療の代替とはならない。また、記載された数値は集団の平均値であり、個人の状態を評価するものではない。本書の記述と自身の状態が異なると感じた場合、症状がある場合、健診で異常を指摘された場合は、必ず医療機関を受診すること。特に服薬中の方が本書を根拠に自己判断で薬剤を中断・変更することは、重篤な健康被害を招く可能性がある。

 また、本書に記載された各種のガイドラインや推奨値は改訂されることがある。実際の判断にあたっては、各機関の最新の情報を確認されたい。

(了)

【Hayate Kirishima】

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