福岡・中洲のランドマークでもあった映画館・中洲大洋の閉館から2年が経過。現在跡地では、(株)熊谷組によって複合ビル(S造地上10階・地下1階建、延床面積9,123m2)建設が進む。
地元民、とくに映画ファンの間では建設中の複合ビルに中洲大洋が戻ってくるのかが注目されていたが、現在、中洲大洋の運営を手がけていた(株)大洋映画劇場がミニシアターとしての復活を目指し、クラウドファンディングを実施している。「銀幕の向こうにはこれからも夢がある」を胸に、福岡の映画ファンとともに目標金額1,000万円を目指す。募集期間は12月18日までとなっている(応援はコチラから⇒「1946年創業 博多の老舗映画館 中洲大洋をミニシアターとして復活させたい」)。
集まった支援金は、主に劇場座席の導入費用に充てられる。返礼品には中洲大洋オリジナルのステッカーやTシャツ、新劇場で利用可能なドリンクチケットやどら焼きチケットなどが用意されている。
新劇場は、旧中洲大洋のノスタルジーを色濃く残す曲線的な外観や、劇場前の「ガス灯」といったこだわりを継承。映画体験を彩る館内カフェでは、定番のポップコーンはもちろん、オリジナルスイーツも提供する。また、映画鑑賞にとどまらず、体験型ワークショップなどのイベントを定期的に開催することで、交流拠点としての役割も担う予定だ。
福岡宝塚会館や日活劇場など、かつては中洲にも約20劇場あったが、テレビの台頭や大手シネコンの登場とともに姿を消していき、いつしか中洲の映画館は中洲大洋だけになってしまった。再び中洲に映画館を──27年春、ミニシアターとして生まれ変わった中洲大洋との再会を期待したい。
【代源太朗】
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