2024年05月06日( 月 )

リンガーハット、経営効率化で3期連続増益へ

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 (株)リンガーハットの2016年2月期連結決算は、海外5店舗を含む55店の新規出店などで、売上高は前期比7.8%増の411億2,900万円となった。また、15年8月の値上げ実施や不採算店舗の閉鎖を進めたことで、営業利益は同26.4%増の28億3,400万円、最終利益は同32.4%増の12億7,100万円を確保し、2年連続の最高益となった。17年2月期はさらに経営の効率化を進め、売上高425億円(3.3%増)、営業利益31億円(9.4%増)、経常利益30億円(11.9%増)、当期純利益14億円(10.1%増)を見込む。

 なおリンガーハットは、ラーメン店「8番らーめん」などを展開する(株)ハチバン(石川県金沢市)との資本業務提携を3月20日に解消。主に店舗網拡大などの経営ノウハウや経営資源の相互活用を目的に2014年2月に締結し、経営統合も視野に入れていたが、経営スタイルの相違のほか、店舗拡大や経費削減に十分なシナジー効果が現れなかった。リンガーハットはハチバン株の9.5%を保有する筆頭株主であり、ハチバンはリンガーハット株を2.3%保有。今後の株の取り扱いは、それぞれの判断に委ねている。

 

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