新飯塚駅と飯塚駅エリアが牽引 26年地価公示も上昇傾向続く

JR飯塚駅
JR飯塚駅

 飯塚市内の地価は、主要駅周辺の再開発や福岡都市圏からの需要流入を背景に、住宅地(2.3%)は6年連続、商業地(3.2%)は5年連続の上昇となった。とくにJR飯塚駅周辺での上昇率が際立っており、利便性の高い駅近郊への集中傾向が一段と鮮明になっている。

菰田西2-2-3
菰田西2-2-3

    最も高い伸びを示したのは、大型商業施設「ゆめタウン飯塚」に近い飯塚駅西側の「菰田西2-2-3」だ。平米単価は5万7,700円で、上昇率は市内最高の8.5%となった。飯塚駅前で今年5月の入居開始を控える「アメイズ飯塚駅前プレミアム」(36戸)は、2025年10月時点で完売となったことも記憶に新しい。現在も、駅北東では27年9月の竣工予定で「グランドパレス飯塚」(55戸)の開発が進むなど、供給も続いている。

JR新飯塚駅
JR新飯塚駅
新立岩12-9
新立岩12-9

    一方、市役所や主要病院が集積する行政の拠点・JR新飯塚駅周辺も、堅調な住宅需要を背景に高水準を維持している。新飯塚駅から徒歩7分、市役所南西の国道201号沿いに位置する「新立岩12-9」の公示地価は、7万200円/m2に達した。近隣で同じく国道201号沿いでは、分譲マンション「アメイズ新飯塚駅前ガーデンプレミアム」(50戸)が27年末の竣工予定で着工したところ。福岡市内への通勤利便性と生活環境の良さを兼ね備えたエリアとして、子育て世帯や単身者層からの引き合いが依然として強い。

アメイズ新飯塚駅前ガーデンプレミアム 計画地
アメイズ新飯塚駅前ガーデンプレミアム 計画地

 市全体では人口減少が続くものの、マンション開発などを背景に社会増減は4年連続でプラスとなるなど、実需は底堅い。中心部の開発が一巡した後も、この需要が持続するかが今後の焦点となりそうだ。

【永上隼人】

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