• このエントリーをはてなブックマークに追加
2016年09月01日 16:36

筑紫女学園新理事長(?)長谷川裕一氏解任の勧め(8)~9億円捨てた人、回収に奔走した人 博多21の会 

 筑紫女学園の関係者の皆様方!!本シリーズ(5)で福岡空港から新航空会社の飛行機が飛び立ち続けるはずであったことを報告しましたね。ところが力およばずして宮崎に乗り換えられました。福岡ではパンアジア航空(株)として設立され、期待されたのです。もちろん、長谷川氏も先頭に立って資本金出資の要請に動きました。ですが危なくなったとみるや同氏は自分が出資した資金の回収に走ったのです。ここで長谷川氏の経済界での信用は失墜したと私は断言します。今回が最大のハイライトです。

9億円を捨てた郷土のヒーロー

2000年6~7月にかけてI・B誌面で連載したものの一部 ※クリックで拡大 2000年6~7月にかけてI・B誌面で連載したものの一部
※クリックで拡大

 1998年から航空業界において第三勢力としてスカイマークエアラインズ、北海道国際航空(エア・ドゥ)が就航し、パンアジア航空が三番手として飛び立つ準備がなされていました。結果、すべて3社とも楽な道を歩くことができず実質的な倒産から再生の道を余儀なくされたのです。2社独占の壁を打ち破るのは至難の業でした。新事業に挑戦して挫折、悔しい涙を流す人たちもおられますが、9億円の金を捨てても平然としている勇者もいます。
 「福岡で無理、宮崎へ」という本社移転の原動力になったのは宮崎の地元の熱烈歓迎でありました。熱意だけでは問題解決になりません。資金提供が肝心です。地元財界では雲海酒造とともに米良電機産業が熱心でありました。この会社は電材を中心に商売を展開しており地元の中核企業であります。同社の米良充典代表は若いときから日本青年会議所(JC)の活動に没頭していました。だから社会貢献には非常に強い関心を持っていたのです。こういう背景があり「故郷・宮崎へ航空会社を誘致しよう」という強い使命感に燃えたのでしょう(現在は宮崎市商工会議所の会頭職にある)。
 新会社へ米良電機産業が出資となれば地元の金融機関も「廻れ右」となります。2000年に本社を宮崎に移し、02年8月から宮崎=東京が就航することになりました。しかし、関係者の熱意が、いかに燃え上がろうとも経営の厳しさを克服することは容易でありません。運航開始からわずか2年しか経過していない04年6月に産業再生機構の下で再生することになりました。当然、減資を強行されます。大口株主は株を放棄しなければなりません。米良電機産業は個人も含めて9億円(20億円という説もある)の損失を被ったようです。毎期、それを平然と償却してきたと聞きます。わが故郷にこれだけの豪傑がいるとは嬉しい限りであります。
 現在、『スカイネットアジア航空』から『ソラシドエア』へ商号変更して就航中です。宮崎ばかりでなく九州各県庁所在地から東京へ飛んでいます。全日空の傘下になったこともあり業績は好調で、今期初めて配当を行いました。地元・宮崎の方々に愛され、利用されているのは素晴らしいことです。米良電器産業・米良充典氏とも依然として株主として熱烈支援を継続しています。何と清々しい英雄的な快挙でしょう。こういう【有言実行・私欲無・無心の人格者】を学園の理事長にスカウトすべきと提案します。

躍起になって回収に走った・長谷川裕一氏

 米良電機産業・米良充典氏の英雄的行動を紹介しましたが、長谷川氏はどうしていたのでしょうか?ちょうど、シリーズ(7)で添付した取材のなかのことです。仏壇・はせがわの取材をしていたときであります。「長谷川さんがパンアジア航空の株を売り逃げしたらしい」という情報が飛び込んできました。「えー、そこまでやるの!!」と私は吃驚したのです。調べるほどに事実であることを確認しました。「なんという軽率なことをやるのであろうか」と呆れ果てたのです(詳細は添付資料を参照)。
アジアビジネスセンターの取締役をしている長谷川氏の一番の信頼関係にある社長にコメントを求めました。「たしかに会社は厳しいかもしれないが、6,000万円ならまだしも数百万円足らずの金を回収するなんて恥ずかしい限りだ。本人があらゆる関係者に出資を誘ったはずだがな。信用問題になるよ、これは」と、悔しがっていたのが印象的でありました。この事実を聞いてどう考えられますか?

筑紫女学園の関係者の皆様方!!

 最大の罵倒をされたのはゼンリンの大迫忍オーナーでありました(若くして亡くなられたのは本当に惜しい)。「長谷川氏はなんだかんだと頼みの電話をしてくる。いろいろな出資の打診をしてきたが、自分が北九州の窓口役にさせられた。まさしく今回の抜けがけ行為は裏切りそのものである」。この時点で「長谷川氏は経済界での信用を失った」と断じてよいでしょう。米良氏と比較しても覚悟というものがまるでありません。「他人様に出資を要請した行為に責任感を抱かない」という物忘れはお惚けなのでしょうか!!
 2000年という年は長谷川氏にとって「最悪の年」と規定しましたが、本人にはその意識は皆無と思います。このシリーズ(8)でしっかり認識していただきたいものです。

(つづく)

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

     

トップニュース

2020年02月24日 07:00

日本発の「折紙工学」産業化に向けて離陸へ(4)NEW!

 萩原氏は1996年、東京工業大学教授に転じた。日産時代はアメリカの安全基準をクリアすることに精一杯だったが、「外に出てみて振り返って考えたときに、改めて衝突について...

2020年02月24日 07:00

【業界ウォッチ】第54回スーパーマーケット・トレードショー2020~Future Store “Now”NEW!

 幕張メッセにおいて2月12日~14日、スーパーマーケットを中心とする流通業界に最新情報を発信する商談展示会「第54回スーパーマーケット・トレードショー2020」が開...

2020年02月23日 07:00

日本発の「折紙工学」産業化に向けて離陸へ(3)

 こうした製品化への応用が進む折紙工学だが、萩原氏が折紙工学の研究に向かうきっかけは自動車の衝突対策であった。萩原氏は1972年、工学系の修士課程を終えて日産自動車(...

2020年02月23日 07:00

コンビニ業界大激変時代~月刊コンビニ 編集委員 梅澤 聡 氏(6)

 セブン-イレブンは、従業員の作業時間と作業量の削減を目的とした省人化の実験を19年7月「セブン-イレブン町田玉川学園5丁目店」(東京・町田市)でスタート、同年12月...

2020年02月22日 07:00

日本発の「折紙工学」産業化に向けて離陸へ(2)

 折紙工学を基に実用化された製品も登場してきている。萩原氏は、衛生用品の大手メーカー、ユニ・チャーム(株)と共同で、平面の紙を立体的に表現する「折紙工学」を応用してフ...

2020年02月22日 07:00

コンビニ業界大激変時代~月刊コンビニ 編集委員 梅澤 聡 氏(5)

 チェーン本部がいま最も腐心するのが、店舗運営におけるコスト削減である。納品時の検品レスやスライド棚による作業軽減、食器洗い機の導入、カウンターフーズのセルフ販売、発...

2020年02月21日 17:23

【熊本】動き始めた熊本空港アクセス鉄道~熊本地震が“追い風”

 熊本県で長年懸案になっていた熊本市街地と熊本空港を短時間で結ぶアクセス交通の整備計画が動き始めた。2016年4月の熊本地震への復興支援が“追い風”になり、定時輸送で...

2020年02月21日 16:56

『第10回日本山岳遺産サミット』に参加して

 「第10回日本山岳遺産サミット」が2月15日(土)、東京都千代田区一ツ橋にある一橋大学講堂で開催された。日本山岳遺産サミットとは、2019年度の日本山岳遺産認定地の...

2020年02月21日 16:28

通期予想、達成厳しいイズミ、MV九州、ナフコ~主要6社、1月末現在の売上高進捗状況

 2、3月期決算まで残すところ1~2カ月を切った。そこで月次売上増減率を公表している6社を対象に1月末現在の売上高の進捗状況を調べた。

2020年02月21日 15:00

厚生労働省公表の「ブラック企業」2月18日発表 福岡労働局分

 厚生労働省は17年5月から、労働基準関係法令に違反し書類送検された企業の一覧表をホームページに掲載している。

pagetop