糸島便り、FC(フランチャイズ)だからできる心配り
-
先日、糸島市にあるセブンイレブンで昼食をとった。揚げ鶏を購入したのだが、その際レジの担当者が「新商品ですのでよければご試食どうぞ」と、柚胡椒の効いたチキンの試食をさせてくれた。
福岡市内のコンビニではまず見ない光景に驚かされたとともに、ちょっとした気配りに思わず頬が緩み、その勢いのまま新作チキンを1つ購入させてもらった。独立開業の手段の一つであるFC(フランチャイズ)契約。大手企業(フランチャイザー。以下、親企業)の加盟店(フランチャイジー)になることで、一定地域内で親企業が取り扱う商品・サービスの独占的販売権を得ることができる。親企業が持っている経営ノウハウ、商号・商標といったネームバリューを利用することができるため、裸一貫からの起業に比べればリスクは少ないといえる。
しかし、FC店の運営に困難がないわけでなはい。全国のニュース番組でも取り上げられた節分の「恵方巻き」の販売をめぐる問題は記憶に新しい。厳しい販売ノルマが課せられ、達成できなければ自腹で購入させられる。売れ残った商品は大量に廃棄されるなどの実態が、画像とともにSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)上で拡散されると、大きな話題となった。親企業は、恵方巻きのノルマ強制のような問題があれば「FC店の自己判断によるもの」という姿勢をとるが、実質的にFC店店主が自らの判断で経営することは難しい。とはいえ、FC店の自主性が一定レベルで容認されているからこそ、冒頭のようなサービスも行える。
FC店だからこそできるおもてなしにもっと光が当たれば、FC店へのイメージも変わってくるのではないだろうか。【代 源太朗】
関連キーワード
関連記事
2024年4月26日 17:302024年4月8日 14:102024年4月3日 15:002024年4月25日 14:002024年4月15日 17:202024年4月5日 17:402024年4月25日 14:00
最近の人気記事
2024年4月28日 06:00
2024年4月27日 15:08
2024年4月26日 06:00
2024年4月25日 11:27
2024年4月25日 13:00
週間アクセスランキング
まちかど風景
2024年4月8日 09:30
- 優良企業を集めた求人サイト
-
Premium Search 求人を探す
- 業界注目!特集
-
産廃処理最前線
サステナブルな社会を目指す
- MAX WORLD監修
-
パーム油やPKSの情報を発信
パームエナジーニュース