2024年04月30日( 火 )

社長になってローカル線を救え!平成筑豊鉄道の挑戦

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 福岡県の中部から東部を走る平成筑豊鉄道。利用者の減少などにより業況が悪化するなか、同鉄道の経営を手がける第三セクター、平成筑豊鉄道(株)(本社:福岡県田川郡、二場公人代表)は、利用者拡大と経営環境の改善を目的に「社長」の公募を開始した。

 同社社長に求められる人物像は以下の4つ。

(1)利用促進・増収のアイデアを有するとともに、各種アイデアを収集する仕組みを知り、それを実行できる能力を有すること。
(2)会社経営に関する知識と実績(管理職以上の経験)を有すること。
(3)関係自治体や、地域の企業・団体と円滑な関係を維持し、地域と一体となって活動できること。
(4)熱意があり、人間性が豊かであること。

 任期は2年間だが、最初の任期については2017年10月上旬から18年6月の定時株主総会までを予定する。報酬は年700万円。

 同社は伊田線(伊田線直方~田川伊田間16.1km)をはじめ、糸田線(金田~田川後藤寺間6.8km)、田川線(行橋~田川伊田間26.3km)を営業線に持ち、駅数では行橋駅など全35駅を管理している。沿線地域の住人とっては貴重な交通手段であり、経営不振による廃線は避けたいところ。

 同社担当者によれば「(4月4日現在)お問い合わせは複数いただいておりますが、応募書類はまだ届いておりません」とのこと。結果を残せば、契約は更新され同社社長職を続けられる。我こそはという方は、一度問い合わせてみるといいだろう。

◆詳細はコチラ>>

【代 源太朗】

 

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