福岡市港湾局は31日、福岡市役所で上海港のクルーズ船ターミナル運営会社「上海呉淞口(ウーソンコウ)国際郵輪(クルーズ)港発展有限公司」と連携強化に向けた覚書を締結した。今回の覚書締結により、今後、両港でのクルーズ船の出入国手続きの迅速化や福岡市、上海市それぞれの観光振興に協力して取り組んでいくことになる。両港の間では昨年9月に物流の面でIT連携がなされており、今後は覚書の締結で人流が活発化され関係性がより強化される。覚書締結式には、福岡市港湾局の中村貴久局長と上海呉淞口国際郵輪港発展有限公司の顧絵権(コ・カイケン)社長が出席した。
博多港は2015年、16年の2年連続でクルーズ船の寄港回数が日本一となっている。17年も16年とほぼ同じ326回寄港しており、日本一となる見込みだ。博多港に寄港するクルーズ船うちの約6割が上海港からのもの。今回の覚書により、日中双方の利便性の向上だけでなく、両港発着の定期航路の整備も期待される。
【柳 茂嘉】
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