FACo（福岡アジアコレクション）開催～福岡出身、ひふみんも登場

　25日、九州最大級のファッションイベント「FACo（福岡アジアコレクション）2018 SPRING-SUMMER」（主催：福岡アジアファッション拠点推進会議 共催：福岡県、福岡市、福岡商工会議所）が福岡市博多区の福岡国際センターで開催された。「FACo」は、ファッションを切り口に福岡の街全体を盛り上げて地域活性化を目指すプロジェクト。今年で10回目の記念開催となり、MCを人気お笑い芸人の「ノンスタイル」が務め、会場を盛り上げた。

　今回は「REBORN」をテーマに、地元企業、ブランドなどが数多く出展。会場は、正午に開場すると若い女性を中心に、ほぼ満席で埋め尽くされた。同イベントは1〜3ステージの3部構成で、各種ブランドの春夏新作ファッションを身に着けた59名のモデルのほか、テレビでおなじみのタレントなどが登場。協賛企業によるPRタイムや10組のアーティストによる歌も披露された。

　人気モデルの池田美優（みちょぱ）さん、熊本出身の人気タレントのスザンヌさん、石田ニコルさん、筧美和子さん、松井愛莉さんなどが登場すると、ひときわ大きな歓声が上がった。スペシャルゲストで登場したベッキーさんは、今回で3回目の参加。「ベッキーおかえり！」と歓声が上がる中、ランウェイを歩き、「春も夏も秋も冬もファッションを楽しんでいきましょう」と会場に呼びかけた。

出演したモデルたちはガーリーファッションや大人のシックなファッションなどで、ランウェイを華麗に練り歩いた。また、スペシャルライブで水谷千恵子さん（友近）が歌った「飛騨の与吉の五平餅」は、歌詞を福岡出身の倉たけしさん（タレントのロバート秋山）が担当した。シークレットゲストには、福岡県稲築町（現嘉麻市）出身の棋士で、テレビなどで人気のひふみんこと加藤一二三さんが登場。人生初のランウェイ体験だったとのこと。MCにマイクを向けられた加藤一二三さんは「初めての経験で緊張した。嬉しい」と終始こわばった面持ちでコメントした。
また、人気振付師のKABA. ちゃんや、福岡出身のモデル、松元絵里花さん、福岡のテレビ局でタレントとして活躍する熊本出身の中上真亜子さんらが登場するなど、ご当地色も随所に見られた。
　主催者発表によると、今回の来場者は7,562人と昨年より38人上回った。約8時間の長いステージだったが、美しい女性に憧れを抱く若い女性にとって、ランウェイを歩く美しいモデルを間近で見られる同イベントは、貴重な体験であり、夢の空間であったに違いない。

【矢野　寛之】