2024年03月29日( 金 )

Jアラート全国一斉訓練、15市町村で住民へ伝達できず

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 消防庁は27日、3月14日に実施したJアラート(全国瞬時警報システム)の全国一斉情報伝達訓練において、機器の不具合などにより、参加した1,664市町村のうち、以下の15市町村で、住民への情報伝達が一切できなかったことを発表した。

 Jアラートは、弾道ミサイル、地震、津波といった避難などの対処に時間的余裕がない事態に関する情報を、携帯電話などへのメールや市町村の防災行政無線などで住民に伝達するシステム。

1.Jアラート関連機器の不具合
(1)秋田県 東成瀬村(設定誤り)
(2)千葉県 大多喜町(接続不良)
(3)東京都 羽村市

2.そのほかの危機の不具合
・防災行政無線関連機器
(4)青森県 黒石市
(5)福島県 喜多方市
(6)茨木県 土浦市
(7)埼玉県 川越市(接続不良)
(8)千葉県 鎌ヶ谷市(接続不良)
(9)石川県 小松市
(10)鹿児島県 志布志市(接続不良)
(11)鹿児島県 三島村(接続不良)

・そのほか
(12)福島県 飯館村(登録制メール配信システム関連機器の不具合)
(13)茨木県 水戸市(コミュニティ放送関連機器の設定誤り)
(14)静岡県 川根本町(IP告知放送端末関連機器の接続不良)
(15)和歌山県 かつらぎ町(登録制メール配信システム関連機器の不具合)

 消防庁は、不具合発生の抑制を着実に進めるため、2018年度から四半期ごとに、Jアラート受信機を運用するすべての団体を対象に、全国一斉情報伝達訓練(作動テスト)を実施するとしている。同年度の実施日は、5月16日、8月29日、11月21日、19年2月20日。いずれも水曜日で、時間は午前11時。

 

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