2024年04月29日( 月 )

2018年度予算に政策提案が反映!~福岡県議会議員、田辺かずき県政報告

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子どもの医療的ケアで体制強化 教育、農林水産、観光、環境も

 福岡県議会議員に就任し、8年目に入りました。地域をくまなく回り、地元の多くの皆さまとの「対話」を通して生活課題を把握し、県議会で課題解決のための製作を提案する。そして、県議会での動きを中心に私自信の活動を詳しく報告書やブログなどにまとめ、皆さまに「発信」する。こうした「民主主義のサイクル」を成立させることを強く意識し、活動を続けてきました。私は県民の皆さまが「政治が手元にある」と実感できる政治の実現を目指しています。

 2018年度の県政を運営するための予算は総額1兆7,325億円に上ります。私は2017年度もすべての定例会で知事らに対する質問に立ち、政策を提案してきましたが、当初予算には、こうした内容が含まれており、住民の皆さまの生活向上に寄与できたことをうれしく思います。

 この予算には、障がいのある子どもたちが通う県立特別支援学校で、医療的ケアの体制を強化する新たな取り組みも盛り込まれました。人工呼吸器や酸素療法を必要とする子どもたちを援助する看護師さんが学校に配置されることになります。これまでは、こうした子どもたちが学校にいる間、保護者の方が学校に常時待機しなければなりませんでしたが、私が17年9月定例会の本会議でこの問題を取り上げ、県教育委員会が改善を検討した結果、人工呼吸器などの子どもさんに対応できる看護師さんの配置が決まりました。

 この問題を本会議で取り上げたきっかけは、重い障がいのあるお子さんの保護者の方からのご相談でした。調べていくと、1人の困りごとでなく、みんなの困りごとだとわかりました。つまり政治が解決を図るべき社会課題でした。このほかにも、議会で取り上げてきた教育やスポーツ、観光、農林水産業、廃棄物行政などで前進を図ることができました。

 私は、1人ひとりが大切にされ、誰もが自己実現を図れる共生社会を目指しています。そして、子どもたちや孫たち、つまり次の世代に責任を持って豊かな地域社会をつないでいく政治を目指しています。2018年度も地元の皆さまの「声」を原点にしっかりと活動してまいります。

田辺かずき(福岡県議会議員)

 

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