20日、JR川内駅~JR鹿児島中央駅間で九州新幹線が大雨で走行速度を70キロに規制されていたにもかかわらず、指令員の制御盤操作ミスにより一時、制限速度を約100キロオーバーして走行していたことがわかった。
JR九州によると、九州新幹線は20日、雨量が規定の量を超えたため、午前6時53分から午前8時39分の間、川内駅~鹿児島中央駅の区間で70キロの制限速度規制をかけていた。
しかし、鹿児島中央駅行きの「つばめ303号」は、午前8時30分ごろ2分間にわたって制限速度の70キロを約100キロオーバーして走行。最高速度は一時、166キロに達していた。
原因は、一部の地域で雨量が規定の範囲内になったことで、午前8時30分ごろ川内~鹿児島中央駅の一部の区間において規制を緩和したところ、博多総合指令の指令員が制御盤上の規制緩和区間と規制区間の操作をミスし指示を出したことによるもの。
まもなく上司がミスに気付き、減速を指示したとのこと。乗客や列車に異常はなかったという。
JR九州は、「大変申し訳ございませんでした。今後とも安全確保を図るために指令員に対する教育、指導を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしている。
【内山 義之】
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