2024年03月29日( 金 )

日本郵便、サービス見直し、規格外サイズ廃止と運賃値上げも

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 日本郵便(株)(本社:東京都千代田区、横山邦男社長)は26日、9月1日から、 「ゆうパック」「ゆうメール」のサービス改善と運賃の改定の内容を発表した。

 ゆうパックでは、配達希望時間帯の拡充として、帰宅時間に合わせて受け取れるよう、現在の配達希望時間帯のほか、新たに「19時~21時」を追加した7区分となり、郵便物などの再配達希望時間帯も変更。現在の「14時~17時」「17時~19時」が「14時~16時」「16時~18時」「18時~20時」に細分化され、当日の再配達受付の締切時刻も変更となる。

 また、初回または再配達の際の受取場所について、従来は勤務先や郵便局のみだったが、同社の受取ロッカーサービス「はこぽす」や、コンビニエンスストア(ローソン、ミニストップ、ファミリーマート)への変更も一部(なまもの、チルド、代金引換など)を除き選択できる。

 ゆうメールについては、規格外サイズ(長辺34cm、短辺25cm、厚さ3cmを超え る大きさまたは重量1kgを超えるもの)の取扱いを廃止し、基本運賃を一本化。「クリックポスト(ゆうパケットの専用サイトでの事前入力割引)」の運賃を、現在の164円から185 円に改定。

 このほか同社では、新たなサ-ビスとして、クレジットカードを事前登録の上、無料のスマートフォンアプリを用いて、郵便局で発行した宛名ラベルを荷物に貼付することで、 ゆうパック基本運賃よりも割安に発送できる「ウェブ 決済型ゆうパック」を今秋から開始する予定としている。さらに来春には、荷物が届く予定日時をメールで通知し、受取日時や受取場所の変更ができる、配達予告メールの拡充や、受取人が不在の時に、ゆうパックを受け取れるようにするために、受取人が指定した場所に配達できる、指定場所配達サービスの実施を行う予定だとしている。

 

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