2024年04月29日( 月 )

業界で異彩放つ、ある建設会社の安全大会

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 6月23日、福岡市内のホテルで「2018年度おおはまグループ安全大会」が開催された。
建設業を始め、飲食業、農業、外国人技能実習生受入事業など海外法人を含め15社で構成される「おおはまグループ」(本社:福岡市東区、大濱鉄也代表)は長年、建設業を手がける(株)大濱組単独で安全大会を開催してきたが、2年前から全事業部合同で開催している。

 同大会は、いわゆる建設会社の安全大会と、中身が異なっているのが特徴だ。冒頭、大濱代表は「経営の安全化」をスローガンに自社の過去・現在・未来について触れた。照明や映像、画像を組み合わせた演出もあり、大会はまるで会社説明会や事業計画発表会さながらの雰囲気に。また、今年7月にホールディングス化することも発表された。

 事業部発表で印象的だったのは、「Ohama Raya Indonesia」代表のポルタク氏が解説した海外施工部門。かつて大濱組で技能実習生として研鑽を積んだポルタク氏は現在、インドネシアにおける竹中工務店や鹿島建設などスーパーゼネコンの物件で技術者として活躍している。
同氏は「海外では安全措置が徹底されておらず、日本レベルの水準を維持するのに、指導する立場として苦労している」と流暢な日本語で語った。

 安全表彰に続き、特別講演ではピン芸人の「マサル」が登場。「博多の解体作業員」のものまねが来場していた職人さんに大ウケ、拍手喝采となった。ドローンを飛ばし、場内を天井付近から撮影するなどの演出もあり、来場者を飽きさせないような“おもてなし”を感じられた大会だった。

 

 

【東城 洋平】

 

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