遊技人口3年連続で減少、6号機への期待感低く
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パチンコ・スロットの遊技人口減少が止まらない。
日本生産性本部が発表した「レジャー白書2018」によれば、17年の遊技人口は900万人(前年比40万人減少)で3年連続の減少となった。一因として、規制強化が進み、遊技愛好者が“勝ちにくくなった”ことが挙げられる。
遊技人口減少の影響は、パチンコホール経営に如実に表れている。経済産業省が公表している「特定サービス産業動態統計調査」によると、17年のパチンコホールの売上高(調査対象ホールのみの数値)は前年比1,370億7,600万円減の3兆5,887億6,900万円。パチンコホールの売上だけで3兆もある巨大市場だと見る人も少なくないだろうが、市場規模が縮小傾向にあることは間違いない。規制強化に対応したスロット「6号機」の市場投入予定日も発表され、各パチンコ・スロットメーカーが広報に注力しているが、遊技愛好者の「新基準機」に対する期待感は正直低い。スロット「6号機」は純増5枚の高純増(一度のあたりで得られるメダルの枚数が多い)を謳うものの、出玉規制(勝ち額の上限設定)があるため、大勝ちが望めないためだ。規制強化は、射幸性の抑制に確実に効果を発揮したといえる。
【代 源太朗】
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