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キユーピー(株)(本社:東京都渋谷区、長南収社長)は22日、ライオン(株)と日本パレットレンタル(株)(以下、JPR)の3社で、船舶による共通トレーラーを利用した共同幹線輸送を実施すると発表した。
積載するのは、キユーピーの調味料や加工食品、ライオンのハンドソープ、ボディソープ、JPRの物流機器(パレット)など。関東~九州の往復で総移動距離2,811kmのうち、2,797kmで貨物を積載するため、実車率(実際に貨物を積載して移動した距離の比率)が99.5%と、高い効率が得られるという。また、車両の有効活用や運行スケジュールの明確化によるドライバーの労働環境改善、フェリーの定期便の利用で配車工数を削減する。トラックからフェリーへのモーダルシフト(輸送手段の転換)実車率の向上、ムダのない運行、車両の有効活用で、個社単位での輸送時よりCO2排出量を62%以上低減させている。
これまで個別でトラックなどを手配し、商品の輸送を行っていたが、ドライバー不足、物流費の上昇、CO2削減などが深刻な社会問題となっている昨今、安定的な輸送の実現に向けた持続可能な物流網の構築を考える3社で共同輸送を検討。今年6月に関東~九州間の往復(総移動距離2,811km)で共同幹線輸送のテストを実施した結果、実車率の向上、ドライバーの労働環境改善、CO2排出量の削減などの効果が得られたことから、8月22日より本格的に稼働した。
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