2024年05月23日( 木 )

エアコン設置で九州ワーストの長崎県~五島市は、いまだ消極的

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 近年、異常気象ともいえる猛暑が続くなか、文部科学省の調査によって、九州ワーストとなる小中学校のエアコン設置率(2017年4月1日現在)が明らかになっていた長崎県(設置率8.6%)。エアコン設置をめぐる議論が沸騰し、設置を進める自治体も増えている。そのようななか、いまだ、設置に慎重な姿勢を取り続けているのが五島市。設置を求める市議会の声に、野口市太郎市長は、学校の統廃合の可能性を示し、「国の予算措置の状況次第」などと慎重な姿勢を示した。

 当時の教育長が「暑さに耐えることも教育」と市議会で答弁し、保護者世代を中心に市政への不満・不安が一気に高まった長崎市(同3.3%)でも、田上富久市長が8月10日、全小中学校へ設置する考えを示し、論争がひと段落したところ。ただし、当初、小学校はくじ引きで選ばれた12校のみの設置とされ、「子どもの命を軽視している」などと問題視されている。

 「いまの大人たちが子どもだったころより、明らかに夏場の気温が上がっている。もし、子どもたちに何かあったら国のせいにするつもりか。市民の暮らしを預かる市政トップとして適切な判断をしてほしい」と、長崎県民の50代男性は語る。不満の熱も上昇しているようだ。

【山下 康太】

▼関連記事
「設置ゼロ」の長崎市で小中学校エアコン設置論争

関連キーワード

関連記事