2022年07月06日( 水 )
by データ・マックス

「NHKから国民を守る党」が、問題発言の中曽ちづ子氏を川西市議選で公認~党代表の経歴をNHKは否定

▲「犯罪朝鮮人を射殺したおまわりさん
 バンザーイ」と叫ぶ中曽氏

 任期満了にともなう兵庫県川西市の市議会議員選挙(定数26/10月14日告示、同21日投開票)に立候補予定の、中曽ちづ子(中曽千鶴子)氏(56歳/NHKから国民を守る党公認)の動画が波紋を広げている。
 動画は約13秒の短いもので、中曽氏が、

 「犯罪朝鮮人を射殺したおまわりさんバンザーイ」
 「奈良のおまわりさんバンザーイ」
 「~(聞き取りできず。大阪府警?)も射殺しろー」

 などと叫びながら両手をあげて「バンザイ」している様子が映っている。

 動画がいつ撮影されたものか、さらに発言の趣旨などを聞くために、NetIB-Newsは中曽氏にメールと電話で複数回取材を申し込んだが、出稿までに回答がなかった。

 中曽氏は2010年4月、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の会員らとともに徳島県教職員組合の事務所に侵入し、大声を上げるなどしたとして威力業務妨害罪などに問われ、2014年に30万円の罰金刑が確定している。
 公認を出した「NHKから国民を守る党」の立花孝志代表は今年8月25日に、川西市議選に向けて中曽氏とともに映った動画を公開し、公認に至った経緯などについて話している。そのなかで立花代表は、「中曽さんは政治ができる人」「ぜひ政治家になってほしい」「昔は過激なこともやったのだろうが、隠さずに罪を認めてくれれば良い」などとしていた。

 NetIB-Newsの電話取材に応じた立花代表は、中曽氏の問題発言動画について「昨日(10日)、知人に教えられて知った」とし、問題の動画が中曽氏であることを認めたうえで、公認を取り消す考えがないことを明らかにした。立花代表はさらに、「徳島(県教組)の事件は、罪を償っているので問題ない。(問題発言の)前後関係がわからないが、その発言自体は犯罪ではない」とも語り、「好ましい発言とは思わないが、決めるのは有権者だ」とした。

 中曽氏は公式HPで、「NHKから国民を守る党公認」と並んで「川西市政対策委員」という肩書を表示しているが、川西市によると同市に「川西市政対策委員」という役職は存在しないという。また、NHKから国民を守る党の立花代表は、同党HPで自身の経歴を「元NHK職員(記者・経理)」と記載しているものの、NHK広報部は「立花氏が記者職として勤務した事実はない」としている。

▲NHKから国民を守る党の平成28(2016)年分収支報告書。
 同党に所属する国会議員はいないが、立花孝志代表が「参議院議員候補」として、
「国会議員関係政治団体」と届け出ている。
「党」を名乗っているが、公職選挙法などで規定する「政党」ではない
▲NHKから国民を守る党HP
立花代表は自身の経歴を「元NHK職員(記者・経理)」と記載している

 

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