2024年05月04日( 土 )

【我が社の健康経営】健康経営により社内幸福度、そして顧客満足度をより高める

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アド印刷(株)

創造性と定着率の高い企業風土

 福岡・九州の業界をリードするアド印刷(株)。同社は、社名にある印刷業の範疇より、印刷を取り巻く広い領域においての業務をつくり上げている。一言で表現すると紙、電波そしてウェブなどIT全般のコミュニケーションの創造を行う。同社のコーポレートメッセージに掲げている、『FACE to FAITH─いま、もっと新しいこと。思考集団』を実践しているといえる。 
 同社社員が、自らの持ち味を発揮できることで、自由でフレキシブルな発想が生み出され、より高い品質の製品・サービスが顧客へ提供され続けている。それは、日本郵便『第32回 全日本DM大賞』を受賞するなど、多方面に渡り同社の創造力豊かで実践的な仕事ぶりが、評価されているといえよう。

 同社社員の平均年齢は38歳で、定着率が100%に極めて近い高さの企業風土が醸成されていることは、毎日社員一同がイキイキと明るく快活な仕事に取り組めている証である。その同社は、より高い質の風土に進化させるべく、『健康経営』を導入している。

社員の健康こそ第一

アド印刷本社

 現状に甘んじることなく、より高いレベルの仕事をつくり上げ、社員がさらにやりがいをもって日々仕事に挑み楽しめるのかを追求するとともに、社員の健康であることに行き着いた。5年ほど前から経済産業省が推奨する『健康経営』に取り組み始めた。そして、2017年5月に全国健康保険協会(協会けんぽ)の『健康宣言』にも参加した。
 「何よりも社員が元気であって欲しいということが一番です。社員が元気で幸せであれば会社も元気になります。そして、お客さまへも元気を届けられて、顧客満足度をより高めることができるのです」(京谷秀則取締役副社長)という。同社の健康経営の取り組みにより、同省が認定する2017、18年には『健康経営優良法人』に認定されており、19年へのエントリーをすでに行っている。認定されるための取り組みの項目は細分化されており、「毎年取り組むアクションのレベルが高くなっており、より意識を高めていかねばなりません」(牛島毅常務取締役)。

 同社の主な取り組みとして「全社員の健康診断の受診100%、そして入社10年以上もしくは35歳以上の社員には、毎年人間ドックを受けることを提唱しております。人間ドックの費用の3分の2を弊社が負担する制度を設けており、該当するほとんどの社員が受けております。そして14時30分には毎日ラジオ体操を行います」(上米良信城管理本部課長)と全社一丸となった取り組みを行う。

 同社の健康経営は、毎期業績が順調に推移し今期も計画通りの実績を上げている。「お客さまにご満足いただけるためには、まずは企業が社員をバックアップする環境を整えることです。その1つが健康であることなのです」(京谷取締役副社長)。

 今年7月に設立40年を迎えた同社。ISO9001、14001、プライバシーマーク、グリーンプリンティング認定と健康経営など、企業と社員を幸せにするマネジメントにより、ますますの進化が期待される。

【河原 清明】

<COMPANY INFORMATION>
代 表:田平 保男
所在地:福岡市博多区榎田1-3-23
設 立:1978年7月
資本金:4,000万円
売上高:(18/2)62億7,900万円
T E L:092-472-4736
U R L:https://www.ad-printing.co.jp

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