全寮制県立学校の合格に男女差~県教委「教育の機会均等の観点から課題」
2018年11月30日 10:08
宮崎県五ヶ瀬町にある全寮制の中高一貫校・県立五ヶ瀬中等教育学校が、募集要項では男女別の枠を設けない1学年40人の定員としながら、実際には約20年にわたり、合格者を男子22人、女子18人に固定していた問題で、宮崎県教育委員会(県教委)は28日、入学者選抜で男子の合格者よりも高得点なのに不合格になった女子が過去5年間に49人いたことを明らかにした。
男女別に定員が設けられていたのは、男子寮の収容人数が女子寮を上回っていたためで、この問題に関して県教委は「教育の機会均等の観点などから課題がある」とし、来年1月に改善策を話し合う検討委員会を設置する方針。
同校は1994年に設立された日本で初めての中等教育学校で、森林地帯という特色を生かして自然体験を重視した教育を掲げる。近年では文部科学省から「スーパーグローバルハイスクール」に指定され“野性味あふれるグローバルリーダー”の育成に取り組んでいる。
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