2024年03月19日( 火 )

【札幌店舗爆発続報】6km離れた東区でも雷のような音

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 発災直後、近隣の世帯で停電(戸数は未確認)。近くの平岸まちづくりセンター(中崎惇所長)が午後9時から避難所として開放。最大58人が利用。午前2時頃「平岸2条」側が停電復旧、午前7時前に「平岸3条」側が復旧。午前8時の時点で3世帯9人が避難。食料の用意などはなく、発電機とストーブで暖を確保。毛布は10枚のみで、高齢者や子どもに優先利用してもらったと所長。
 「アパマンショップ」は2人負傷(店長が火傷で救急搬送)。「海さくら」は未確認。

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 近くのアパートに住む30代の主婦「ズドーンという音がして、壁の時計が落ちた。外の換気扇のカバーが外れたが、爆風のせいか揺れのせいかは不明。すぐに停電し、テレビもつかないので情報がまったく得られず、怖くて外出できなかった。避難所できたことは知らなかった」

 平岸通りを挟んで現場と向かい合うビル2棟の管理会社スタッフ「オーナーさんに頼まれてテナントの窓ガラスの破損状況を確認しにきたが、これはガラスどころの問題ではない。1棟は飲食3店と不動産(アパマンとは別)、もう1棟は美容室などが入るが、しばらく休業せざるを得ないだろう」※デジカメのモニターを再撮した写真は、現場の真向かいの部屋内から現場を見たアングル

 アパマンと小路を挟んで隣り合うマンションの4階に住む看護師・牧野佳代さん(40歳)「苫小牧の実家からマンションに帰ってきてお風呂に入っていたら、雷が落ちたようなすごい音がして、一瞬ガクンと部屋が“落ちた”感覚に。驚いて浴室を飛び出ると、部屋の窓4枚がすべて桟ごと外れて飛び、室内にガラス片が散乱。冷蔵庫が傾いてドアが開いていた。ベランダに握りこぶし大のコンクリ片など。防護柵が壊れて飛んでいた。すぐ停電に。窓のカーテンの向こうから「逃げろ」などの声や悲鳴のような声(多分、海さくら?)。ただごとではないと思い、パジャマにコートを羽織って外に飛び出ると、共同玄関の周りも瓦礫だらけ。周囲の人や警察の助言で近くの公園へ。近所の人たちが何人かいて、家からストーブをもち出すなどして、協力し合って暖をとっていた。2時間ほどでいったん部屋に戻り、通帳や印鑑などの貴重品をもち出すことができた。ニュースで事故を知った複数の知人が心配して連絡をくれ、うち1人が近くに住んでおり、そこに泊めてもらうことにした。その友人が避難所の情報を調べてくれたので、今(8時ごろから)身を寄せた。停電は解消されたようなので、とりあえず職場には休みを貰って今日また自宅の様子を見に行くが、いつ戻れるのかはまったくわからず、不安。海さくらは何度か利用したことがある」

 現場から6kmほど離れた札幌市東区内の住宅でも、爆発時に雷が落ちたような大きな音が聞こえたという。

 

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