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福岡市の海岸で大量の墓石が発見されたとテレビで報じられた。海岸に流れ着いたとは考えにくいことから、不法投棄された可能性が高い。
気になったのは役目を終えた墓石の処分。墓石はどうやって処分されるのだろうか。まず一般廃棄物なのか、産業廃棄物なのかもわからない。福岡県内の産廃業者に墓石の取扱について聞いたところ、「墓石や仏具は引き取りません。話があれば、お寺を紹介しています」という答えが返ってきた。
役目を終えた墓石は、お寺で「魂抜き」の供養が行われ、空き区画に保管されることもあれば、石材店に引き取らせる場合もあるという。墓石をそのまま埋め立てることはなく、小さく裁断されて埋め立て処分されるようだ。
他県では、産廃処分業許可のないお寺にお金(お布施)を払って処理してもらうことはいかがなものかという議論になり、産廃処分業者に任せるケースもあるという。
産廃の規定や解釈などは自治体に任されているので、墓石を処分する際は各自治体に確認したほうが良いだろう。
【東城 洋平】
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