電動車いすと列車の接触死亡事故が多発
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(独)製品評価技術基盤機構は20日、2009年度から18年11月末までの間に踏切内で電動車いすと列車の接触事故が16件あったと発表した。18年は11月末時点ですでに5件の死亡事故が発生している。
16件の事故の内訳は死亡事故11件、重傷事故4件、製品破損1件となっている。事故の原因については調査が終了した11件の事故のうち、8件が「製品に起因しないもの」で、3件が「原因不明」。
同機構は「製品に起因しないもの」のなかには、不注意や誤った使い方が多いとし、踏切で注意すべきポイントを挙げている(下記)。■踏切で注意すべきポイント
・介助者とともに通行し、踏切の手前では一時停止および左右の確認をする
・踏切の警報が鳴ったら、踏切に入らない
・踏切は直角に通行するようにし、端を通行しない
・踏切で立ち往生してしまったら、まず周囲の人に大声で助けを求めるまた、事故を未然に防ぐため、踏切を通行中の人に対しても「電動車いすの人を見守る」「緊急時はためらわずに非常ボタンを押す」ことを呼び掛けている。
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