腕時計の概念を変えるスマートウォッチ
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(一社)日本時計協会が発表している 2017年の日本の時計の推定市場規模によると、ウォッチ(いわゆる腕時計や懐中時計など身につける時計)の日本市場の販売は3,370万個、前年比1%増で、実売金額は8,004億円、同1%増だった。
数量の内訳では、国内メーカー品は890万個で前年比4%減、輸入品は2,480万個で同2%増だった。実売金額の内訳では、国内メーカー品が1,859億円、同3%減で、輸入品が6,145億円で同2%増だった。この数字を見る限り、国内メーカー品は減少傾向にあり、輸入品は好調に増加していると分かる。最近、よく耳にするのが「携帯電話、スマホをもっているから腕時計はいらない」との声。しかし、スマホユーザーも徐々に腕時計をはめている。そう“スマートウォッチ”だ。とくに有名なのが、アップルウォッチだ。2017年9月に市場投入した第3世代モデル「シリーズ3」の昨年の出荷台数は、約900万台にのぼる。アップルが同年に出荷した全アップルウォッチのほぼ半分を占めるほどの好調ぶりである。そしてアップルは、その1年後の18年9月に「シリーズ4」を発売した。
今後、間違いなく、腕時計市場はスマートウォッチがトレンドとなり、ウェアラブル市場を牽引するはずだ。心電図機能(海外製品機能)や転倒検出機能など、スマートウォッチはさらに進化しており、腕時計は時間を見るだけではなく体調管理のための「転ばぬ先の杖」になるかもしれない。
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