2022年01月27日( 木 )
by データ・マックス

生涯介護のいらない人生で最期まで親の尊厳を保つ~健康寿命を延ばす私が理想と考える一日の過ごし方

長尾治療院 長尾 良一 院長

【その1 起床の時間】
 朝5時~7時。夏は早く冬は少し遅く起き朝日を浴びる。窓越しでも良い。セロトニンが分泌され、夜にはこれが睡眠のホルモン(メラトニン)に変わり質の良い眠りが期待できます。

【その2 朝食の時間】
 起床から1時間以内に摂る。毎日決まった時間に起床し、食事を摂ることで体内時計の狂いをリセットすることができるのです。そして全身の臓器や器官にスイッチが入ります。

【その3 昼食の時間】
 昼食は12時~1時ごろで間食を望む時は昔からの習慣にもある「3時のおやつ」が理に適っていて肥満になりにくいという研究結果も出ています。

【その4 夕食の時間】
 夕食は5時~6時と早いほうが良く、遅くとも7時(夕食と朝食の間隔が長い方が良いとされています)。8時以降の食事は脂肪に変わりやすく内臓脂肪や脂肪肝の原因になる可能性があります。また睡眠障がいの原因にもなりやすいことが解っています。

【その5 入浴の時間】
 お風呂は就寝の2時間ほど前が望ましく40度前後の温度で15分以内が良いようです。ただし、室内の温度が低く寝具も冷たい場合は就寝前でも良いようです。汗が出るようであれば後で冷えの原因になることもあります。寝る前の体温より朝の起床時の体温が1度ほど低い方が質の良い眠りが得られるようです。手足が冷える方は床のなかでも手足のグウ・チョキ・パア運動に加えて、手足の対側で肘や膝から先を良く擦り合い血行を促す習慣を付けることで冷えは改善します。さらに呼気の長い腹式呼吸を行えばスムーズな眠りに入れるでしょう(この時、呼吸だけを意識することがコツです)。また脳は胃が消化しないと寝付きが悪く、就寝できても質が悪い眠りとなりますから夜食は控えましょう。さらに成長ホルモンの恩恵も得難く、肝機能をも衰えさせることにもなり兼ねません。

【その6 就寝の時間】
 朝起きて16時間後ともいわれますが10時~11時が最良と考えます。眠りについては、「その5 入浴の時間」のなかでも少し触れましたが、眠りに最も重要なのは身体を動かし筋力を使うことで生じる適当な疲労が重要です。近代では社会全体が「楽なことが快適」という方向に進み、身体は楽になり、人間関係などで頭(脳)や気を遣うことが多くなり、脳に熱が溜り、のぼせ状態の人が多く睡眠障害を訴える人が増えています。職種や付き合いにより生活リズムが乱れている人が多いのも1つですが、パソコン、スマホ、照明などのブルーライトが影響していることもあります。

【その7 食事と運動】
 健康寿命といえば最も重要なのが食事と運動、今回で12回を数える『生涯介護のいらない人生で最期まで親の尊厳を保つ』シリーズで食事と運動の重要性を述べてきました。これらを実践していただけたら高血圧、糖尿病、認知症予防、アンチエイジングに十分に役立つこと間違いないと思います。私自身も実践しており患者の皆さまにも指導して結果が得られております。これも診療の一環として信頼をいただく1つにもなっております。お読み戴いた皆さまに対し感謝ならびに皆さまの健康と発展を心からお祈りします。

■長尾治療院
代 表:長尾 良一
所在地:佐賀県唐津市西城内6-7
設 立:1980年
URL:http://nagao-chiryouin.jp
E-mail:nagao@ia8.itkeeper.ne.jp

<プロフィール>
長尾 良一(ながお・りょういち)

1949年福岡県生まれ。手技療法の大家であった父・松造氏の後を継ぎ、長尾流の手技と独自の鍼灸治療で現在に至る。日中特種鍼法研究会会長。

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