2024年04月27日( 土 )

生まれ変わるJR香椎駅前広場、3月12日に全面供用開始

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完成イメージ

 現在、整備が進められている福岡市東区のJR香椎駅の駅前広場が、3月12日に全面供用を開始する。今回の整備により、以前の駅前広場に比べて面積が広くなることで、利便性の向上や安全面への寄与が期待される。全面供用の開始時間は、JRの始発電車が到着する前の午前5時を予定。

 福岡市では、1999年より香椎駅周辺地区の土地区間整理事業を開始しており、今回のJR香椎駅前広場の整備もその一環。すでに昨年12月20日からエレベーター・エスカレーターや歩道などの一部分の供用は行われていたが、今回、工事中だったロータリー部分の整備も完了することで全面供用となる。

 新たに生まれ変わるJR香椎駅前広場は、土地区画整理により広場面積を3,400m2まで拡張。バス・タクシーの乗降場や一般車両の送迎スペースのほか、タクシープール(6台)やコインパーキング(14台)も設置される。また、雨天時のバス・タクシーの乗降でも雨に濡れることのないよう、駅舎から乗降場までのシェルターも設けられる。

香椎宮の拝殿をイメージした大屋根

 なお、以前はセピア通り方面からJR香椎駅に向かって上りの傾斜となっていたが、今回の再整備により、広場部分の土地を削って高さを下げたことで傾斜を緩和。それにともない、駅舎部分と広場部分との間に約2mの段差が生まれたが、エレベーター・エスカレーターや階段を設置することで対応している。

 さらに今回、駅ビルの正面には、目に鮮やかな朱色の柱がシンボリックな、香椎宮の拝殿をイメージした大屋根を設置。その下には、漢字で「香椎駅」と書かれた銘板も取り付け、“香椎の玄関口”としての新生・駅前広場の存在感をアピールしている。

 なお、18年11月2日より供用を開始している駅南側に設けられた「暫定駅前広場」については、19年夏の撤去を予定している。

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