「ロープウエー検討費削除」修正案、「再議警戒」の声～高島市長、国政転出へのウワサ消えず

　福岡市議会で新年度当初予算案が審議されているなか、注目されているのが高島市長の「夢」と語られるロープウエー構想。同案にはその検討費が計上されているが、これに自民党市議団が反発。修正案を出す動きが出ている。

　その一方で、修正案が通ることを見越して一部の市議からは「再議」を警戒している。

　2017年3月議会では福岡空港出資案が可決されるも、高島市長が再議を請求。2日間の審議やり直しを経て同案は否決された。

　ある市議は、「再議を警戒している」としたが、「仮に再議を行ったとしたら、市長が次のステップにというのは難しい」と続けた。

　春の統一地方選後、7月には参院選挙に合わせた衆議院の解散も囁かれており、関係者のなかには「高島市長が国政に出るのでは」との憶測も流れている。

　構想自体に疑問符が尽きないだけに、修正案と議会の動向に注目が集まっている。

【小栁　耕】