2024年04月19日( 金 )

プレナス 増収もコスト増で赤字転落

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 持ち帰り弁当「ほっともっと」を展開するプレナスは、19年2月期連結決算で営業赤字に転落した。新規出店に加えて商品のリニューアルなどにより既存店売上高が増加。飲食事業のやよい軒も新規出店などで増収を遂げ、連結ベースで5.6%の増収となって1,539億1,400万円を売り上げた。一方で、商品リニューアルや人材確保に向けた投資、仕入れ原価の上昇により上昇したコストを吸収しきれず、営業損益段階で5億100万円の赤字に転落した。

※クリックで拡大

 賃貸料など営業外収益の計上で経常利益1億4,300万円を確保したが、店舗の減損損失24億円を計上したことで最終損益は29億2,600万円の赤字となった。

 今期は新規出店などにより3.5%増収の売上高1,592億円、昨年10月に関東で稼働させた食品総合工場の稼働などにより営業利益21億3,000万円を計画している。増収を遂げる同社だが、今後は消費税率引き上げや最低賃金上昇が待ち構えるなか、営業黒字化に向けた大幅な増収が求められる。

関連記事