健康と環境に良い水づくりで社会に貢献する

2019年4月30日 07:00

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（株）クリスター

　“建物からそして日々の生活で使うすべての水をミネラル水に”をスローガンに、オールミネラル水化システム「ミネラルクリスター」の製造・販売を手がけ、ミネラル水の供給事業を推進する（株）クリスター。同社は1990年8月に法人化して以来、創業者である先代社長・岩本藤光氏が「生命体にとって本当に良い水とは何か」を追い求めて研究開発を続けてきた。そして到達したのが、「一番重要なのはミネラルのバランス」という結論だった。

　同社が目指しているミネラル水のイメージとは、「雨水が良質な土壌でろ過される過程のなかで生み出される、十分なミネラル分を含んだ湧き水」というもの。それを実現するべく独自に開発されたのが、従来の水処理の概念を覆したオリジナルの水処理システム「ミネラルクリスター」だ。これは、前述した良質な湧き水が生成される過程をコンパクト化したもので、装置内に内蔵する天然鉱物が良質な土壌を再現し、このなかに水道水を通過・接触させることで、ミネラル分をバランス良く含んだ水が生成されるという仕組みだ。

　同社はこれまで、約2万世帯・6～8万人が住む戸建や分譲マンションで、この「ミネラルクリスター」の製品装置とシステムを提供し続けてきた。同社専務取締役・岩本正光氏は、「継続率は80～95％で推移しており、多くのお客さまから継続してご利用いただいていることを誇らしく感じています」と話す。

　同社が手がける「ミネラルクリスター」は、戸建や分譲マンションを中心に広がりを見せているほか、飲食店および食品製造、医療施設関連、スポーツ関連、旅館やレジャー施設からの問い合わせも増えてきたという。大々的な宣伝やPRの実施は行っていないものの、「導入を検討したい」という声が届く。口コミで広がっているのだ。

　今後の事業展開について岩本専務は、「今は実需の分譲マンションで好評いただいていますが、賃貸マンションオーナーにもぜひ取り入れていただきたいですね。ほかのマンションとの差別化にもなるはずです」と語る。さらに、介護施設や幼稚園・保育園、小学校など、幅広い世代が利用する施設への導入も積極的に進めていきたい考え。理想とする“太古の水”により近づいていくための同社の挑戦は、これからも続く。