建築設計のプロとして、福岡の地域活性をデザインする
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福岡設計協同組合
共同受注による高い信頼度
福岡設計協同組合は、1984年12月に設立された協同組合。「地域社会の環境形成のために、積極的に貢献し、自らの業務を通じて、社会福祉の増進と地域社会の発展に寄与すること」を掲げて活動を行っている。
主に、福岡県内の公営住宅をはじめとした各種機関の建築物や施設の設計・積算の共同受注のほか、組合員40社それぞれが九州一円から公共・民間の受注実績を誇る。一貫した責任体制の下、地元技術者集団が多様な技術力とアイデアを結集して、インテリアデザインから大規模な都市計画まで幅広い分野に対応。クライアントの立場に立ち、基本計画から実施設計、積算、監理まで行っている。
また設計だけでなく、建築物の調査事業も手がける。その実績を挙げると、福岡市の約400カ所の公共建築物の実態調査(2002年)や、福岡西方沖地震発生にともなう福岡市内177小中学校の被害調査および市内1万8,000カ所のブロック塀の危険度調査(05年)、福岡市所有教育施設のアスベスト調査(06年)など。また、福岡市内でも有数の大規模マンションの修繕工事設計監理業務を実施するほか、民間・公共建築物の建築基準法に基づく法定点検も実施。さらに、電気・空調・給排水設備・外壁・屋根防水などの耐用度調査や、耐震診断・耐用度および地震被害調査・特殊建築物定期報告・アスベスト調査なども手がける。同組合が掲げる基本理念は、(1)「設計専業の頭脳集団であること」(2)「地球にやさしい環境づくり」(3)「幅広いニーズに応えること」(4)「地元の利を生かす」。所属する組合員はお互いに切磋琢磨し、それぞれが福岡市都市景観賞・福岡県建築住宅文化賞やグッドデザイン賞、国際コンクリート工学連盟賞、日本建築士事務所全国大会会長賞、文教施設協会賞、建築士事務所協会全国大会奨励賞など、多数の顕彰実績を誇る。
05年12月には、九州通商産業局(現・九州経済産業局)より「官公需適格組合」の資格を受けた。これは、中小企業者が官公需の受注の増大を図るうえで、組合による共同受注が極めて有効な手段であるとの考えから、1967年に「中小企業者に関する国等の契約の方針」において閣議決定された制度。官公需の受注に対し意欲的であり、かつ受注した案件は十分に責任をもって履行できる体制が整備されている組合であることを中小企業庁(経済産業局および沖縄総合事務局)が証明するもので、同組合および組合員らの技術・開発および品質の信頼性の高さを表している。
「我々は、あくまでも裏方であり、黒子です。今後も現状に甘んじることなく、謙虚に街づくりの一助となっていきます」と、今後も地域活性化のために貢献していく。
【河原 清明】
<COMPANY INFORMATION>
理事長:原 啓介
所在地:福岡市博多区博多駅東3-14-18
設 立:1984年12月
出資金:800万円
TEL:092-411-7077
URL:http://www.fsk.or.jp関連記事
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