学ぶ、集う、楽しむ 地域に寄り添う「まちのお店」
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cobaco tobata
20年以上空き家だった築約60年の木造2階建てのレトロな建物が、地域に寄り添う「まちのお店」として生まれ変わった――。
2017年11月4日にオープンした「cobaco tobata(コバコ・トバタ)」は、もともと産婦人科医院だった建物が、リノベーションによって改修されたテナント集合施設。場所は、九州工業大学・戸畑キャンパス正門近くの国道199号沿いで、ネーミングの由来は「co+baco(=小さな部屋の集合体)」と「個+場+個」で、「個性あふれる個人に囲まれる“場”になるように」との思いが込められている。改修を手がけたのは、九州工業大学建設社会工学の徳田光弘准教授の研究室と(一社)リノベーションまちづくりセンターで、産学連携による地域再生事業の一環となっている。
「cobaco tobata」では、建物の外観や屋内の床や壁は既存のレトロな雰囲気を残しつつ、温もりのある懐かしい雰囲気の各部屋に、個性豊かなショップが集まっている。診察室だった1階部分には、自家焙煎の喫茶店や花とキャンドルのお店のほか、徳田研究室の学外アトリエやリノベーションまちづくりセンターの事務所が入居。病室だった2階部分に入居するのは、手作り雑貨や絵本の店、弱視の子どもを対象にしためがね専門店、陶芸作品の販売店など。いずれも、唯一無二の個性がキラリと光るショップばかりだ。
「cobaco tobata」は、大学と地域との新しい関わり方として、戸畑エリアの地域課題を解決していく拠点の役割も担っていく予定。今後も少しずつ、地域の内外から人が集まる「まちのにぎわいづくりの拠点」へと育っていくだろう。
【坂田 憲治】
■cobaco tobata
所在地:北九州市戸畑区中原西2-4-22(定休日:水曜日)
入居者
101号室「Flor Folha」、102号室「マルハチ珈琲焙煎舎」、103号室「九州工業大学 建築計画研究室」、104号室「一般社団法人 リノベーションまちづくりセンター」、202号室「BUN1123 / まなび舎ことり」、203号室「peace」、205号室「うつわ つなぎ」、206号室「こどものめがね nalco」月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
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