腕時計の電池が5年ぶりに切れたので、時計屋に立ち寄り修理を頼む。待ち時間15分、その間、誰1人客が来ない 。修理代は1,000円ちょっと。この15分間での話である。
お金持ちにとって超高級腕時計はステータスであり、需要はあるが、日本の富裕層にはその趣味をもつ人は少ない。
時計屋のオヤジが淡々と語る。「平成初頭には同業者の組合が1000社あった。ところが現在、6%の60社しかいない」。世界の市場を牽引してきたスイスも同じ傾向だ。以前は300社を超えるメーカーがひしめきあっていたが、合併につぐ合併で今は20社しかない。携帯電話やスマートフォンの普及で、腕時計が淘汰されていったのだ。
そんな話を聞くと往来の人々の腕周りが気になってきた。幸い夏モードで半そでを着ている人が多いので、観察しやすい。見てみるとやはり腕時計をつけている人が少ない。若い人で腕時計を付けている人はいなかった。やはり年配者―50才を超えた層が利用しているようだ。腕時計装着率は目見当で1割とみた。社内で聞き取りをしたが、やはり1割という結果となった。
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