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2019年06月19日 13:01

スシローと元気寿司、経営統合を断念

 回転ずし「スシロー」を展開する(株)スシローグローバルホールディングス(以下、スシローGHD)(本社:大阪府吹田市、水留浩一社長)と、「元気寿司」や「魚べい」などを展開する元気寿司(株)(本社:栃木県宇都宮市、法師人尚史社長)は資本業務提携を解消し、経営統合に向けた協議を終了した。

 17年9月の資本業務提携を主導したのは、元気寿司の親会社であり、スシローGHDとも強い取引関係を有していた大手米卸の(株)神明ホールディングス(本社:兵庫県神戸市、藤尾益雄社長)。国内最大店舗数を有し、シェアNo.1の「スシロー」と、業界5位ながらも、海外展開で成功を収めている「元気寿司」の経営統合により、事業価値の最大化を目指すとして、神明の藤尾社長もスシローGHDの取締役に就任し、協議を進めていた。

 スシローGHDは、福岡に27店、九州で70店をはじめ、国内521店舗を展開。品質重視の為、店内調理、直営店舗にこだわった展開をしている。対して元気寿司は、九州では福岡の「魚べえ」5店のみ。国内全体でも152店舗(18年10月時点)と国内市場では大きく差が開いているが、海外では167店舗を展開し、国外市場に限れば業界首位。元気寿司は「回転しない寿司」業態の「魚べえ」への業態転換を進めながらフランチャイズで店舗展開を進めており、2社の戦略の違いをすり合わせることができなかった。
(※スシロー店舗数は19年6月時点、元気寿司店舗数は18年10月時点)

 (株)神明は13年11月にも、「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトホールディングス(株)(以下カッパCHD)を傘下に収め、元気寿司との経営統合を目標に2社の業務提携を主導したが、同様に企業文化や戦略の違いを理由に14年10月に解消。カッパCHDの経営権を手放した。

今回も、神明がもつスシローGHDの株式の一部は売却される予定だが、筆頭株主として9.97%の株式は継続保有する。17年10月の提携時、3社合同で発表したのとは対照的に、資本業務提携の解消と、それにともなう藤尾氏のスシローGHD取締役退任は18日、3社がそれぞれ発表した。

【吉田 誠】

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