2024年05月06日( 月 )

福岡県の貯水率、同時期の平均に比べ約5割減~梅雨入りの遅れが原因か

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福岡県主要ダム貯水率
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 福岡県は24日時点の県主要ダム貯水率が30.5%だと公式ホームページで発表した。同時期の平均貯水率は80.3%で、例年より約50%減となっている。

 九州南部は5月31日に梅雨入りし、関東や東北北部もすでに梅雨入りしている。気象庁は、九州北部の梅雨入りは例年6月5日としており、今年は20日ほど遅れている状況だ。

 福岡県土整備部水資源対策課によると「農業用水と生活用水は分けて計算しており、今すぐに県民に大きな影響があるわけではない」としつつも、「例年より貯水率が低いのは事実であり、意識して節水してほしい」と協力を呼びかけた。今回の大幅な貯水率の減少には、梅雨入りが遅れているほかに、18年8月ごろからまとまった雨が降っていないことも要因の1つになっているという。

<節水6カ条>
1.蛇口はこまめに閉める。
2.食器の汚れはあらかじめ落としてから洗う。(古新聞や古布などを使いましょう!)
3.洗濯は「注水すすぎ」ではなく「ためすすぎ」・「まとめ洗い」。
4.お風呂の残り湯は掃除・洗濯・庭の散水などに利用する。
5.洗車はバケツの水で行う。
6.トイレは1回で流す。

【麓 由哉】

▼関連リンク
福岡県主要ダム貯水状況
気象庁「令和元年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」

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