
自然電力が、7月13日にブラジルでの太陽光発電所「カポ・セコ」を完工させ、8月中に供給を開始する予定であることがわかった。
これは、同社がブラジルの現地パートナーMS Consultoria e Suporte(エム・エス・コンストリア・サポーチ)と共同で設立したシゼン・ブラジルと、現地不動産開発を行うエスパス・イプシロンが今年1月から取り組んでいた事業。
建設地はブラジル連邦共和国ブラジリア州に位置する農場で、出力は約1.1MW。いわゆるメガソーラーを運営する。
現地での式典に参加した自然電力の代表の1人である川戸健司氏は、「自然電力初となる国外でのプロジェクトが無事完工したことを非常に嬉しく思います。ブラジルのように、今後さらなる電力需要の増大が見込まれる地域において、自然エネルギーを広めていくことは重要」と述べ、海外展開へ意欲を見せた。
今回の発電所の利用者には、所有する発電所の発電量を自身の消費量から差し引くシステム「ネットメータリング」が適用され、発電量が多かった場合には翌月に差し引き分がストックされることになっている。同システムはブラジルのほか、アメリカの43州とワシントンで適用されている。
【小栁 耕】
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