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2020年01月30日 07:00

会員数4万5,000名以上、18年連続増員増収 子ども向けスポーツスクールNo.1 一樹百穫 

リーフラス(株)

スポーツのインフラ化へ

伊藤 清隆 氏
伊藤 清隆 氏

 社名の「LEIFRAS」は、代表取締役・伊藤清隆氏がつくった造語だ。「こんな会社にしたい」「社員にこうあってほしい」という意味の英単語を並べ、その頭文字を組み合わせているそうで、これらの文言からはリーフラスが目指す企業像が見えてくる。同社に興味をもったなら細かくチェックしてみるといい。

 リーフラスが取り組む事業をひと言で語るなら、それは「スポーツのインフラ化」だ。「スポーツを変え、デザインする」というキャッチフレーズのもと、水道や電気、道路のように社会に不可欠なものとして、誰もが気軽に自然にスポーツができる環境を創造していこうとしている。

 現在は全国31都道府県でサッカー、野球、空手などのスポーツスクールを展開。会員数は4万5,000人以上、18期連続で増収増益という実績を誇る。しかも来年は東京オリンピックだ。世紀の一大イベントを目前にスポーツへの関心が日増しに高まるなか、リーフラスの快進撃は止まらない。

未来が思い描ける職場

大きな未来が思い描ける職場
大きな未来が思い描ける職場

 注目すべきは、今後の躍進を予感させる緻密な事業戦略だ。現在、同社はスクール運営やイベント開催に加え、中学校の運動部活動の運営受託や、コーチ派遣といった事業に取り組む。

 たとえば福岡市の小学校において40校の体育授業の直接指導を受託しているが、そこからわかるのは地域や行政からの高い評価だ。

 また、公立体育館などスポーツ施設の管理受託を行い、たとえば高齢者向けに運動教室を開催するなど、単に施設を管理運営するだけでなく、そこにスクール運営で培ったノウハウや人材、イベントといった多彩なコンテンツを提供できることが強みになっている。

 そのほかにも他企業と協業した「出張型地域包括ケアシステム活性化事業」、経産省の「平成30年度健康寿命延伸産業創出推進事業」に採択されるなど、事業領域は日を追うごとに拡がる。また、発祥の地である福岡では、発達障がい児向けの預かり保育サッカースクールもスタートした。スクール運営事業が全体の70%程度を占め経営の柱となっているが、前述のような新ビジネスが今後ますます拡がり、次の主軸事業になっていくことが予想される。社員たちにとっては、大きな未来が思い描ける職場だ。

JJMIX スクール風景
JJMIX スクール風景

転勤なく子どもとともに成長

 伊藤氏の著書に「百パーセント正社員主義」がある。子どもたちを本当の意味で教育するには、培われた経験とプロの技術が欠かせない。だから付け焼き刃の人材では駄目だと同書は説く。

 実際、スクールのコーチが一人前になるには数年を要するという。単にテクニックを教えるだけではなく、子どもたちを人として成長させることが一番の目標だから、問われるのはコーチ自身の人間性だ。伊藤氏は力説する。「採用においてはこの点をとくに重視しています。子どもたちから信頼され、子どもたちにとってカリスマともいえる存在になり得る人材です」と。

 また、社員の将来については実際に身体を動かして指導するコーチから、経験を積み、より人間教育の技術を深めた人材には、監督や管理職といった活躍の場を用意し、長く現場に携わってもらうという。「希望人事制です。希望しない限り転勤はありませんから、幼稚園から中学生まで一貫して面倒を見ていくことができます。子どもたちと一緒に成長できる職場です」。スポーツが好きで、子どもたちが好き。スポーツを一生の仕事として自己実現したい。リーフラスで活躍する600名を超える社員らは、皆そうした意識をもった人材だ。

新しい産業の先駆者になる

 福岡ソフトバンクホークス、楽天ゴールデンイーグルスいったプロ球団、東京ヴェルディ、鹿児島ユナイテッド といったJリーグクラブとアライアンス契約を締結するなど、メジャーな話題に事欠かない同社だが、3月には千葉ロッテマリーンズとも提携し、公認コラボスクールや球団コーチの派遣活動に取り組んでいるという。

 「まずは注目を集め、それが良い環境を生むキッカケになるといい」。伊藤氏は琉球大で教育学を専攻し、空手道に打ち込んだという。卒業後は全国区の進学塾で九州支社長を担った経歴をもつが、起業のキッカケは、バレーボールの指導で体罰を受けている子どもを見たことだったという。

 「それが当たり前のように思われていた時代でしたが、これは違う、スポーツはもっと楽しんでやるものだ。その思いが私を突き動かしました。でも、ここまで認められ大きくなるとは想像だにしなかったですね」と、これまでの歩みを振り返る。真価が試されるのはこれからだ。新しい産業の先駆者として確固たるポジションを獲得し、ひいては産業全体が大きく発展することを願うという伊藤氏。「スポーツのインフラ化」にかける思いは、ここにきてますます強まっているそうだ。

春の習い事
春の習い事

代表:伊藤 清隆
所在地:東京都港区愛宕2-5-1 
設立:2001年8月
資本金:4億3,583万8,400円(資本準備金含む)
TEL:03-5843-7828
URL:https://leifras.co.jp/recruit

25周年記念出版雑誌 『一樹百穫』 一覧

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