今年の漢字は「令」に決定~3万427票を獲得
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日本漢字能力検定協会は12日、世相を漢字一字で表す「今年の漢字」を京都市の清水寺で発表。21万6,325票の応募のなかから選ばれたのは新元号の「令和」にも使われた「令」だった。
【表1】を見ていただきたい。第一位に選ばれた漢字の推移表である。
~この表から見えるもの~
21万6,325票の応募のなかから、今年一位に選ばれた「令」は最多の3万427票。「令」には決まりやおきてという意味のほか、すばらしい、良い、立派という意味があるという。
選んだ理由について
・新天皇即位による新元号「令和」が決定され、新たな時代の幕開けを告げた。
・「令和」は日本の国書(万葉集)を出典とする元号で、日本の伝統文化を再認識する機会となった。
・法令改正による消費税増税、芸能界の不祥事など法令順守に対する意識の高まりや、災害による警報発令も含まれている。「令」が今年の漢字に選ばれたのは初めてだが、2016年1位の「金」は3回、昨年1位の「災」は2回選出されている。
2位は「新」(1万4,850票)、3位は「和」(1万281票)、4位は「変」(7,749票)、5位は「災」(7,302票)だった。
清水寺の本堂で、来年3月まで改修工事が行われているため、一昨年、昨年に続き森清範貫主が奥の院で、縦約1・5m、横約1・3mの和紙に特大の筆で「令」と揮毫した。今年は25回目を記念して、京都府指定無形文化財の「黒谷和紙」が使われた。
発表日の12月12日は、(財)日本漢字能力検定協会が1995年に制定した記念日。漢字の日は、「いい字一字」が「1(いい)2(じ)月1(いち)2(じ)日」の語呂合わせに由来している。
発表は原則12月12日だが、2009年は12月12日が土曜日のため、12月11日(金)に2010年も12月12日が日曜日のため、12月10日(金)に前倒しで発表している。また2015年も12月12日が土曜日のため、14日(月)に発表している。
<まとめ>
来年2020年(令和2年)は7月24日から8月9日までの17日間、東京で夏季オリンピックが開催される。再び金が選ばれるような、日本選手の活躍が見られるだろうか。
【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】
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