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友人である中国専門業者の社長が倒れて2日間意識不明の状態となり、生死をさまよったという報告を電話で受けた。「いやぁ、このままあの世に逝ってしまっていたかと思うと寒気がする」という深刻な話である。少なくとも今後3カ月間、売上がたたなければ死にたい気持ちにもなるだろう。予約のキャンセルが相次ぎ、事務手続きで大わらわ。気分が滅入ってしまうのも当然かもしれない。
2003年のSARS(サーズ)の時は商売のメドが立たず、全員解雇するという決断をくだした。事務所も半分閉鎖したという。4カ月が経過して中国との往来が復活し、ようやく商売を再開。かつての従業員の3分の1が戻ってきた。そんな地獄のような体験をしているのだが、「今回のほうが悲惨になるだろう」と予測している。旅行会社、観光サービス業に倒産が相次ぎ、経営者の自殺も増えると見立てているのである。
この友人のせめてもの救いはSARSの時はオーナーだったために倒産覚悟で対応したが、今回は雇われ社長なので気分が楽ということである。
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