2024年03月29日( 金 )

【夏のインターハイ】開催可否をめぐって協議 「地区推薦」などかたちを変えて開催の可能性も

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 高校生スポーツの祭典、全国高等学校総合体育大会(夏のインターハイ)の令和2年度大会は8月10日から24日まで、北関東ブロックを中心に全国計21府県会場で開催される。

 しかし、都立高校や福岡県立高校、さらに大阪府立高校など、新型コロナウイルスの感染が拡大している地域の高校がゴールデンウイークまで休業を決めるなか、高校生の部活動にも大きな影響が出ている。休業期間中は部活動や合宿も禁止され、大会や練習試合なども原則として開催できないため、早ければ5月から始まる地方予選の開催も危ぶまれる状況だ。

 インターハイを主催する全国高等学校体育連盟(高体連)は、現段階では開催方針に変更がないものの、開催の可否も含め、どのようなかたちで開催するのかについて検討を始めている。

 高体連によると、地方大会が開催できない場合でも「競技の特性をふまえて代表校を選出することは可能」としている。各県やブロックの統括団体が公平に選抜を行えば、過去の実績などをふまえた「地区推薦」のようなかたちで代表校を選出することも受け入れる方針だ。

 夏のインターハイは過去、台風など天候不順で一部競技が中止されたことはあるものの、大会自体を中止したことはない。高体連は結論を出す時期を定めずに、「さまざまな可能性を考えながら、できるだけ開催する方向で協議したい」としている。

関連記事