2024年04月28日( 日 )

【政界インサイダー情報】和歌山IR、‟コロナウイルス蔓延“の危機的状況下にRFPの受付を開始(後)

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 コロナ蔓延により「戦時下」とも言うべき状況に置かれている中小企業、零細事業者の皆さん、また派遣社員やアルバイトで生計を立てている人たちにとって、今はまさに"生死"の瀬戸際、強い精神力で、何とかこの苦境を乗り越えていきましょう。必ず、近い内に収束します!

 以前から筆者が予想していた通り、ここにきて、強かったはずの「安倍一強政権」(一方では、ある意味期待していたが)は、現在「みるも無残」な状態を露呈しています。この国の危機に、「腹をくくる」ことができていないのです!

 緊急事態宣言の延長を機に、大阪府の吉村知事を筆頭に、小池都知事や各地方自治体の首長からの離反を受けて、西村"忖度コロナ大臣"などは「出口戦略の決定権は国にある」とテレビで反論する始末。政権の末期をいまだに感じとっていない「虎の威を借る狐」です。

 さらに、安倍首相の会見も、「与党の案で」と、必要もない言葉を幾度となく繰り返し発言しており、なげかわしく、ある意味“かわいそう”になってきます。

 すべては、後手後手の官邸官僚と政治家の危機意識の薄さから起きていることです!理屈では理解していても「親方日の丸の人たち」に実感は一切ないのです。自身の傷みがない輩に、人の本当の傷みはわかりません!

 医療関係者の暴露によって露呈した" PCR検査の不手際“、これに相反する緊急経済対策の遅れなどが、この政権の命取りになってしまいました。

 しかしながら、この環境下においても、安倍首相をはじめとする「一強政権下」の人たちに、その意識はなく、いまだ理解していません!いつの世も「おごれる者久しからず」で、当事者たちは気づかないものです。だから、人間は同じ失敗を重ねるのです!

 これに気づいても時すでに遅く、「後の祭り」です!

 本来ならば、次の選挙は、予定していたオリンピック後の早いうちにというのが、平時の基本的な考え方だったと思います。しかし、予想もしなかった「世界的なコロナ感染拡大問題」を抱え、強かったはずの「安倍一強政権」の終焉と共に、自由主義国家の中では珍しい、我が国で長きにわたって続く"官僚国家"の終焉となるでしょう。

 平時には出てこない、ありとあらゆる不文律や法の不備など、橋下元大阪市長が言う所の「クソ特措法」などが代表的なもので、旧民主党の皆さんも含めた野党の政治家たちも同罪です。

 10万円の公務員給付除外発言をした広島県知事・湯崎英彦氏は正しいのです!「税を納めている人たちが傷み、税で食べている人たちが楽をする」のは、もう終わりにしましょう。この政権は来月、「戦時下」にもかかわらず、高額なボーナスを支給しますよ!間違いありません!

 今後、最悪の状態に陥っていく国家と地方の財政収支においては、親方日の丸公務員の「大幅な減給」をやるしかありません。「戦時下」なら、必ずそうなります!そうしなければなりません!「V字回復」などあろうはずはないのです。彼らはその時、初めて人の傷みがわかることになります!

 衆議院の任期満了による選挙は、1976年の三木内閣時の一回しかありません。消費税を上げた後の内閣では必ず解散選挙となっています。近く到来する、次の選挙では、予想もしていなかったことが起こるでしょう!

 皆さん、今からが"パラダイムシフト"のはじまりです。ありとあらゆるものが変わらざるを得ないでしょう。末期の「安倍一強政権」がいうところの"スマートライフ"など、誰も今はやれないし。信じていません。すべてにおいて、誰もが予想していない方向に向かっています。これが「歴史」というものです!

(この項了)
【青木 義彦】

(前)

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